冷凍おせち料理について

近年の通販おせちには、冷凍状態で届けられるものも多くなっていますが、それはおせちを冷凍状態で発送した場合に、デメリットよりメリットの方がウエイトがおおきいためではないかと考えられます。代表的なメリットとしては料理の鮮度を保ちやすいこと、保存料を使わずに料理を作れること、配達時のトラブルのリスクを回避しやすいこと等があげられ、購入者と販売者に共にメリットがあることがわかります。おせち料理の製造過程においては、生おせちとも呼ばれる冷蔵おせちでは、何ヶ月もかけて準備や製造を行う余裕があまりありませんが、急速冷凍するのであれば、時間的に余裕を持って準備し製造することが出来るのです。

人気のあるおせちは最低でも10000円以上はするため、冷蔵おせちだけを販売するためには、大規模な製造ラインが必要不可欠なのです。お弁当のように簡単に盛り付けられるものならば問題はありませんが、繊細な盛付が必要とされるおせち料理は、機械に盛付をさせるわけにはいきませんから、時間をかけて準備し製造をして、急速冷凍をする方がやりやすいと考えられます。また冷凍おせちは、ある程度販売台数を予測して製造しますので、在庫を残すわけにはいかず、年末でも大幅に割引された良質なおせちを購入出来る場合もあります。販売者としては例え利益幅が減っても、売り残して廃棄処分にするよりは売り切った方が良いということです。一方で賞味期限を過ぎたコンビニ弁当等が、大量に廃棄処分されている現実を考えますと、誠に理に叶ったやり方と言えます。

 

ところで届いた冷凍おせちの解凍方法には、低温解凍と常温解凍の2つの方法があります。まず低温解凍ですが、これは冷蔵庫の中か、冷蔵庫にスペースがない場合に冷暗所(大きめの発泡スチロールの箱や、クーラーボックス等)で、おせちを解凍する方法です。冷蔵庫では低温の状態が常に一定に保たれていますから、ゆっくり時間をかけて解凍することが出来ますし、食材の旨味を含んだ水分がにじみ出たり結露が起きたりする心配がありません。常温解凍は文字通り、常温の場所で解凍する方法ですが、やはりある程度低温であることは必要ですので、暖房等の効いた温かい室内に置いておきますと、料理がパサパサになって結露が生じてしまう可能性があるため、十分な注意が必要です。

解凍までの時間の目安は、冷蔵庫で重箱を重ねたままでならば約24時間、1段づつ置いておけるならば約20時間、室内の冷暗所ならば約12時間、常温ならば約6時間となっています。あくまでも目安ですので、タイマー等をかけておせちの状態をチェックするようにしてください。